きものん ゆかたん わふくん

このサイトでは、着物・浴衣・振袖などといった和服について書いています。

着物

着物や浴衣のたたみ方と簡単に小さく三つ折りで収納する場合など

投稿日:

着物や浴衣のたたみ方について

初心者でもできる簡単なやり方や

小さくたたむ場合のシワ対策、

三つ折りにする場合のコツなど

いろいろ紹介してみました。

たとえば結婚式で着る訪問着や

成人式で着た振袖とか留袖、

小紋・付け下げ・紬など

その着物によってたたみ方も

気をつける必要がありますし

その辺も詳しく説明したので

羽織のたたみ方なんかにも

きっと役立つと思います。

また、イラストや動画を見ても

ちょっとわからない衿の部分や

着物の用語などについても

わかりやすく解説したので

最後までお読みいただければ

着物に慣れていない人でも

一瞬で綺麗にたたむ方法が

マスターできるかもしれません。

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着物や浴衣のたたみ方について

結婚式で着る機会の多い訪問着や
夏祭り・花火大会で着る浴衣など
多くの場合は本畳みと呼ばれる
着物のたたみ方が基本となります。

この場合はほとんどの着物に
有効なたたみ方ともいえます。

このたたみ方に向いている着物は
今紹介した訪問着や浴衣のほか
小紋・付け下げ・紬だけでなく
色無地の着物や羽織まで
本当に幅広いので役立つシーンも
多いように思います。

ですが欠点もあります。

柄や刺繍が多いものなどの場合
刺繍糸に癖がついたりするので
そういう振袖や留袖の場合は
本畳みは避けた方が無難です。

ですが振袖や留袖に刺繍などが
ないようであれば
本畳みも可能だったりするので
その着物の作りを確認するのが
何よりも重要かもしれません。

今回に限っては本畳みを中心に
紹介していくので
そういう刺繍などが多い着物は
また後ほど紹介していくので
そちらを参考にしてみてください。

その本畳みのたたみ方について
次で詳しく紹介していきますね。

着物の簡単なたたみ方

着物の本畳みの基本は
その着物を広げた状態から
始まるためそのスペースを
確保することがまず必要です。

それから着物を広げるわけですが
自分の左側に衿、右側に裾を
持ってくるとやりやすいと思います。

たたみ方としては最初に
手前の身ごろの脇の線に合わせて
奥側へ折るところから始めますが
スペースを小さくしたい場合は
最初から脇線に合わせて
裾と脇を持ち広げると楽ですね。

ここから先も説明しますが
一番わかりやすい動画を
見つけちゃいました。

そちらのほうが参考になりますが
続きの私の説明については
動画でわからない部分の補足として
使うと楽かもしれません。

先ほどの続きですが
脇線に沿って折った身ごろを
おくみと呼ばれる縫い目の線に
合わせて折り返します。

衿の方は後でしっかりやるので
しっかり上までぴっちりと
折り返す必要はないです。

次は奥側の身ごろを持って
手前で折り返したおくみに合わせ
しっかり重ね合わせます。

奥側の身ごろの脇線を
手前の脇線に重ね合わせたら
裾のたたみは終わります。

その状態のまま衿に移ります。

衿と肩がまっすぐになるように
合わせてから奥側を折り返すと
衿と肩のラインが綺麗に揃います。

袖の部分はまっすぐに揃えて
脇線で折り返します。

背縫いの部分から少しだけ
はみ出しますがその状態のまま
裾を持ち衿の方向へ半分に折ります。

最後に余った裾を線に揃えて
下に折り返しますが
やりにくい場合はひっくり返して
折ると楽かもしれません。

ここまでが本畳みのたたみ方です。

タンスなどに収納する場合や
風呂敷に包む場合など
この大きさでは入らないとか
もう少し小さくたたみたいと
思う場面も実際にあります。

その場合についてなど
もう少しお話ししていきますね。

着物のたたみ方 小さく三つ折りで収納する場合など

着物に限らずですが小さくたたむと
確かにコンパクトになりますが
やはり余計なシワができちゃいます。

ですがお出かけなどで数時間ほど
小さくたたんで持ち歩く場合は
本畳みを基本にすれば
四つ折りくらいまでなら
押し込むとかして強い圧力を
着物にかけない限りは
そこまでシワはできません。

ですが保管や収納をする場合
長時間どころでないので
四つ折りは厳しいですね。

やわらかい着物の場合は
特にシワができやすいので
三つ折りのほうが安心かと思います。


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この場合にはZの形のように
ジグザグに折る屏風畳みで
三つ折りに重ねると
見た目もスマートになります。

でもシワができないのではなく
できにくいというだけなので
タンスにそのままにしておくより
たまにハンガーにかけたりして
虫干しするのも効果的かと思います。

例えば着る直前にアイロンを
かければ良いと思っても
実際にそれだけの時間とか
作るというのは困難なこともあります。

そのため定期的な虫干しは
着物のシワ対策としても
良いかもしれませんね。

それに虫干しをすることにより
着物に大きいメリットもあるので
着物の虫干しの方法なんかは
けっこう役に立つと思います。

どうしても四つ折りにしないと
タンスに入らないという場合
屏風畳みも虫干しも必要でしょうが
着物によってはアイロンでも
直せないシワになることもあるので
大事な着物や高価な訪問着には
このような着物の収納ケースを
用意しておくのがやはり安心ですね。


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着物や浴衣のたたみ方と簡単に小さく三つ折りで収納する場合などのまとめ

訪問着のような着物や浴衣など
ほとんどの和服の場合は
本畳みというたたみ方で
収納したり持ち運ぶというのが
基本になります。

この方法については刺繍の糸に
直せないシワがつくこともあり
柄や刺繍を見ながら
そういうものがないかという
確認も必要です。

また小さく折りたたみたい場合は
数時間程度であれば本畳みでも
四つ折りまでは可能ですが
タンスに収納する場合には
本畳みの屏風畳みで三つ折りまでが
無難とも言えます。

個人的には着物のリスクも考えて
虫干しも提案していますが
頑張って小さくたたむことで
シワの可能性を高めるより
素直に収納ケースを使ったほうが
デメリットはかなり小さいと思います。

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