きものん ゆかたん わふくん

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着物で食事 袖や袂が邪魔なときに留める方法と簡単な汚れ防止について

投稿日:2017年4月24日 更新日:

着物で食事をする場合、袖や袂(たもと)のたわみにストレスを感じる場面があります。

ひらひらしていれば、やはり食べ物や飲み物だって取りづらいですよね。

腕を伸ばせば汚れることもあるし、人によっては邪魔に感じる事も多いかもしれません。

例えばレストランで外食する場合は、着物を着慣れていなければ不安に感じることもあるでしょう。

そんな時に簡単にできる袖や袂のたわみを一瞬で留める方法について紹介しました。

自分でも気付かないほど、自然な汚れの対策や予防方法に感じるかもしれません。

しかし、どんなものにも欠点というものは少なからずあります。

最後までお読みいただければ、それぞれのメリットだけでなくデメリットに対する対策なども参考になるかもしれません。

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着物で食事 袖はどうする?

着物でお食事をする場合、袖や袂が汚れるのではないかといろいろ考えてしまいますよね。

しかし、レストランのコース料理や懐石料理なんかの場合は、メニューが1品ずつ出されます。

こういう場合は、多少袖が邪魔でも遠くのものに手を伸ばす必要もそうそうありません。

そのため、特別なことをしなくても十分にストレスなく、そのまま普通にお食事を楽しめると思います。

ですが、それ以外の場では取り分ける場面もありますよね。

その際にはやっぱり袖や袂は煩わしいと思います。

そのため、次で紹介する簡単な留め方も有効かもしれません。

メリットデメリットにも注意してお読みいただければと思います。

着物で袂が邪魔な場合

一般的に袖や袂が邪魔で動きにくい場合は、たすきなどを使います。

いわゆるたすき掛けというものです。

これは袖の中などに腰紐などを忍ばせて、いざという時に使うという方法ですね。

たしかにひらひらしないので動きやすいんですけど、食事でこれは気合が入りすぎに見られます。

空気も読めてないし、TPOの観点からも普通はしません。

ですが、何もしなければやはり汚れる可能性も高くなりますね。

そんなときに一番楽で自然な方法としては、帯に袖のたもとを挟むという方法でしょうね。

少し腕を出す感じにしてから、袖の下の端の部分を帯に挟むだけです。

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誰でもできる方法ですし、パッと一瞬でできるので一番楽な方法かと思います。

腕も自由に動かしやすいですし、煩わしさもあまり感じません。

しかし帯から袖が抜けやすいというデメリットがあります。

しかもこの場合はタイミングが最悪です。

腕を伸ばした瞬間に、袖が引っ張られちゃうんですよね。

そのため、テーブルの上で袖が元に戻ればリスクもかなり大きいでしょう。

食べ物や飲み物越しに腕を伸ばしたりするのを避けることが一番ですが・・・・・・

まあ、着物を着ていることを忘れていると、こういう行儀の悪さというのが自然に出ちゃうと思います。

対策としては、忘れないようにと意識するしかないでしょうね。

それに、簡単でもこういうやり方は着物に慣れてからのほうが良いかもしれません。

次はそれも踏まえた上で、着物に慣れていなくてもおすすめできる簡単な方法など紹介していきますね。

着物の袖を留める方法と簡単な汚れ防止について

着物の袖は先ほど紹介したように、食事の場面ではたすきもあまり使えません。

ただ、慣れないうちは普段の動作が自然に出やすいので、道具などを使わなければ汚れやすいともいえます。

ですが、見た目に問題なければ道具の使用も全然ありです。

そんなものあるのかしら?といえば・・・・・・

はい、あります。とお答えできます。

現代版たすきがけともいえる”袂クリップ”を使えばいいんです。

着物のために作られているので、こちらは見た目にも目立ちませんし他人にも気付かれにくいです。

さらにクリップで挟んでしまうので、油断しても外れにくくかなり便利だったりもします。
→袂クリップの使い方や便利な使い道について

たぶん、自分でも気付きにくいほど自然に使えると思います。

ただ、不自由は一切感じませんが、違和感もなさすぎて取り外しを忘れちゃう事は多くあります。

つまりメリットがデメリットにもなっているんですね。

しかし、たもとクリップは他人に見られてもおしゃれに感じる作りになっています。

つまり、外し忘れていたとしても、そこまで大きなデメリットとはいえないんです。

一つだけ持っていれば、それなりに重宝する場面も多いですね。

これに関しては着物だけでなく、旅館の浴衣や振袖など和服全般で使えるので利便性も感じると思います。

着物の汚れ防止は基本中の基本でもありますし、食事中だけでなく配膳作業やトイレなんかでもけっこう使いやすいですね。

例えばこういうさりげないデザインならば、外し忘れたとしてもそこまでの違和感は感じないと思います。


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着物で食事 袖や袂が邪魔なときに留める方法と簡単な汚れ防止についてのまとめ

着物や浴衣、振袖といった和服全般に言える事ですが、袖や袂のひらひらとしたたわみは、現代人にはけっこう邪魔に思う場面も実際に多いと思います。

しかし昔からたすき掛けなどが普通にあるように、どの時代でも着物での動きにくさは共通しているように感じます。

それでも、自分が忘れるくらい自然に袂を留めるクリップならば多くのストレスが軽減できる場面も多いでしょう。

個人的にはこちらをバッグに一つ忍ばせておけば、それだけでかなり心強いアイテムになるとも思いますね。

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