着物や浴衣の陰干しの方法や効果と必要性について紹介しました。
例えば、何もしないで普通に収納して放置するって本当にダメなんでしょうか?
虫干しをしない場合とか、実際にデメリットがあるのか?というのも気になりますよね。
なぜ陰干しについては、なぜ日当たりの良い場所でなく日陰で干すのかといった、単純な疑問もあるでしょう。
これらに関して言えば、防虫剤や防湿剤というのもあります。
着物が守れるなら、楽ですしそれでも十分に感じますよね。
効果的な陰干しのタイミングや、どんな悪天候や最悪な時期でも快適に干せる方法なども参考になればと思います。
着物 陰干しの方法
着物の干し方で注意するべき点は、直射日光に当てないことと風通しを良くすることです。
直射日光は、着物との相性が悪く焼けやすいものならば、その色合いも変わりやすかったりもします。
そのため、干す場所というのは一番大事になります。
それから、陰干しというだけあって日陰で干しますが、風通しも重視する必要があります。
部屋干しとの違いも、風に当てるというところでしょうね。
その際には、ハンガーも必要ですができるだけ着物を1枚ずつ干して、他の物と一緒にしないで重ねずに干すと効果的です。
これが何気に一番効率がいいですね。
普通のハンガーではずり落ちます。
それに重なる部分が多くなると、湿気が逃げにくかったりするので、伸縮可能なハンガーにかけると良いですね。
最低でも2〜3時間ほど吊るし、場合によっては1日程度様子を見る場合もあります。
ついでに、着物を入れるタンスも引き出しを陰干しすると安心もできます。
とは言っても、中の湿気を払う程度の話なので、引き出しを開けておくだけでもだいぶ違いますね。
次は陰干しの効果について、もう少し紹介していきますね。
陰干しの効果について
先ほどの着物の陰干しの方法でも紹介した通り、湿度対策が主な効果になります。
カビ臭い場合だけでなく、防虫剤の匂いが気になる時も陰干しをすることで、不快な臭いを取り除いたりすることもできます。
また、着物を着る前の陰干しは、畳んだ時のシワも取れやすいんですよね。
タンスから出して直接着るよりは、かなりメリットが大きいと思います。
それから、タンスからたまに出して陰干しすることを虫干しとも言います。
年に1〜2回干すことで、害虫を除く効果があります。
それと同時に湿気による変色や、繊維の変質を防ぐこともできます。
これは、逆に考えるといくら陰干しをしたとしても、タンスの中の湿気の対策も着物には必要ということです。
このように、陰干しというのはタンスの中身だけを行っても効果的ではありません。
程度によっては、意味がない場合もあります。
だったら陰干しというのは本当に必要なのでしょうか?
次は、その必要性や何もしない場合など、もう少し紹介してきたいと思います。
陰干しの必要性と虫干しをしない場合のデメリットについて
どうせタンスに入れっぱなしでも、防虫剤や防湿剤を入れていれば、陰干しをしなくてもそれなりに効果はありそうですよね。
たしかに、防虫剤や防湿剤はそれなりに役立ちます。
でも、ちょっと古い薬剤などは放っておくと、着物の変色の原因になったりもします。
そのため、人によってはあまり防虫剤などを使用しない場合もあります。
防虫剤に比べると、虫干しの方が効果的と感じる方も多くいますね。
それから、虫干しよりも着用する方が、さらに長持ちはしやすかったりもします。
ただ、一般的な服装ではありませんよね。
職業が和装の場合や、よほど好んで着る方以外はそれもまた難しいでしょう。
ですが、陰干しという一手間を最適なタイミングですれば、そのような薬剤以上の満足度も期待できるとも言えます。
毎日する必要もないというのは、最大のメリットでもありますね。
ただ、風のある天気の良い日でも、湿度が高い場合の陰干しはあまり意味がありません。
虫干しならば、そういう不向きな時期を避ければそれで良いかもしれません。
とはいえ、冠婚葬祭って時期も決まっていませんし、タイミングを合わせて陰干ししようと思っても、梅雨時期に当たる可能性もありますよね。
そんなタイミングが悪い時期も、とりあえず対策はできます。
実際にそんな時は、家電の力が役に立ちます。
たまにエアコンを使えば、湿度の高い時期でも陰干しができるとも聞きます。
この場合は、逆に湿度が上がることも多いため、そちらについてはあまりお勧めはできません。
ですが、切羽詰まった状況ならやはり電化製品に頼るしかありません。
その場合は、こちらのような調湿機能のついた除湿機がかなり役に立ちますね。
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着物の虫干しにも便利ですが、着物以外の室内干しでもその乾燥の早さと消臭効果は期待以上だったりします。
陰干しをしない場合は、最悪着物の買い替えも必要になりますが、そんなデメリットに比べればはるかに安いと思います。
この機会にチェックしておいても悪くはないでしょうね。
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虫干しに最適な時期や天候について
着物の陰干しの方法 効果と必要性や虫干しをしない場合のデメリットのまとめ
着物の陰干しは、日陰の風通しの良い場所で行います。
3時間程度から場合によっては丸1日ハンガーなどに吊るします。
その効果は、湿気の調整とカビや防虫剤などの臭いや害虫の除去だけでなく、シワの改善などになります。
タイミング的には、収納前と着用前が効果的ですね。
虫干しといって、年に数回程度陰干しすることで、タンス内の着物の湿気を取り除き、これによって長持ちさせることは可能になります。
ですが、陰干しに適さない天候はこちらの都合通りにはいきません。
タイミングが悪ければ、着物を着ることも収納することもなかなかできなかったりもします。
しかし、陰干しをしないということは、解決もしませんし着物の持ちも悪くなります。
そんな時期や天候に関係なく利用できる除湿機は、かなり便利かと思いますね。