きものん ゆかたん わふくん

このサイトでは、着物・浴衣・振袖などといった和服について書いています。

着物

着物の虫干しに最適な時期や季節と効果的な頻度(回数)について

投稿日:2017年6月21日 更新日:

着物の虫干しに適した時期や最適な季節について、色々紹介してみました。

また、1年間のうちどのようなタイミングで、何回干すのが理想的なのか、適した時期を逃した場合はいつすれば良いのかなど、その頻度についても説明してみました。

快晴じゃなくても、雨や曇りの日でも虫干しはできるのか、梅雨の時期でも大丈夫なのかというのも気になると思います。

そういった疑問の解決にもつながればと良いですね。

最後までお読みいただければ、失敗を避ける方法も参考になるかもしれません。

スポンサーリンク

着物の虫干しに最適な時期

虫干しに適した時期は、そのタイミングによって土用干しや寒干しなどといわれ年に3回ほどあります。

1月下旬から2月上旬、7月下旬から8月上旬のほか、9月下旬から10月中旬がその期間になります。

その中でも、1月〜2月の時期は寒干しと言われ、7月〜8月は土用干しと呼ばれます。

とはいっても、これらの時期ならいつでも虫干しできるというわけではありません。

もっとも適した天候を見極めるのが肝心です。

そのタイミングで干すと、さらに効果的だったりもします。

次は、最も適した虫干しのタイミングについて、もう少し詳しく紹介しますね。

着物の虫干しに最適な季節

虫干しをする場合の季節で、理想のタイミングは、やはりよく乾燥した冬になります。

その中でも、できるだけ晴天の日が続いた日に干すのが理想的ですね。

最低でも、2日以上の晴天が続いた日に干したほうが、失敗は少ないと言われたりもします。

やはり、湿度というのは着物に影響しやすいんですよね。

梅雨の時期や、雨の日のような湿度の高いタイミングというのは、避けたほうが無難だったりもします。

まあ、晴れていてもジメジメしていることもあります。

逆に湿気を吸うかもしれません。

ですが、その場合はやり方が間違っている場合も多いですね。

それに虫干しに適した時間帯というのもあります。

つまり、虫干しに適していない時間帯であれば、それも逆効果になります。

そのやり方や時間帯については、関連記事も参考になるかもしれません。


スポンサーリンク

ですが、先ほど説明したような最適な時期でなくとも、最悪のタイミングを避けるだけでも違うと思いますよ。

そこまで虫干しによる着物の悪影響というものは少なく、何もしないよりはまだマシとも言えます。

それでも、天候の目安というのは無視できるものではありません。

理想の時期とタイミングは年に数回程度なため、それを逃すというのはやはり勿体無いですね。

それから、1度干すだけで虫干しの効果がずっと続くわけでもありません。

放ったらかしてしまえば、まったく意味がなくなってしまうこともあります。

次は、その頻度についてなんかも紹介していきたいと思います。

虫干しの効果的な頻度について 回数は年に何回?

着物の虫干しは、最低でも1年に1回は必要と言われたりします。

それから、2回は虫干ししないと着物が長持ちしないと言われたりします。

まあ、人によって様々です。

上で紹介したような、最適な時期の最高のタイミングで完璧にできたときならば、年に1回でも良いと思います。

一番良いのは、最初に説明した最適と言われる3回の時期に、それぞれ干すこととも思われがちなんですけどね。

もしも、寒干しや土用干しなどうっかり逃した場合は、空気が乾燥した春と秋を目安に2回するというのもアリだったりしますね。

まあ、近年は気温や天候もさっぱり読めませんよね。

実際は、そこまで都合の良いタイミングでできるかどうかも微妙ですからね。

それから、やり方を間違えちゃうと、湿気も害虫も逆に呼び込んでしまうことだってあります。

虫干しをしたつもりになっても、ちゃんとできていないと逆効果にもなるんですよね。

それなら、何もしないほうがマシとか思っちゃうかもしれません。

何もしなくても大丈夫な場合なんて、環境が良いだけなんですけどね。

収納方法だけじゃなく、お住いの地方の気候やその地域の環境のおかげも大きいと思います。

一般的には長雨とか台風もあるので、寒干し以外の時期は障害も多くてちょっと難しいでしょう。

でも、そんな場合も対策なんて簡単にできます。

そのやり方や、最悪な天候の日の虫干しの裏技などについては、過去記事も参考になるかもしれません。

関連記事
着物の陰干しの方法や便利な裏技について

虫干しに最適な時間と干し方のコツについて

着物の虫干しに最適な時期や季節と効果的な頻度(回数)についてのまとめ

着物の虫干しには、寒干しや土用干しといった最適な時期というのがあります。

その中でも、最も適した季節は冬の2日〜1週間以上快晴の続いた日が理想的と言われます。

とはいえ、それ以外の時期でも晴天が続いた日ならば、春や秋でも2回すればそれでも問題ありません。

地方よっては年に1回でも大丈夫だったりもします。

湿度の高い地域では、年に2回でも厳しいかもしれませんが、着物のチェックがてら干してみると良いかと思います。

時間がない場合もあると思いますが、そんな時は関連記事も参考になるかもしれません。

スポンサーリンク

-着物
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

6月の結婚式 着物は袷だと暑い?涼しい着方や汗対策について

6月の時期の結婚式の着物に 袷を着る場合は実際暑いのか その際の涼しい着方や汗対策など いろいろ紹介してみました。 この時期は見た目の暑苦しさや 本当に当日に袷の着物が着れるのか スポンサーリンク …

着物の陰干しの方法 効果と必要性や虫干しをしない場合のデメリット

着物や浴衣の陰干しの方法や効果と必要性について紹介しました。 例えば、何もしないで普通に収納して放置するって本当にダメなんでしょうか? 虫干しをしない場合とか、実際にデメリットがあるのか?というのも気 …

入学式と卒業式で同じ着物はおかしい?コーディネートや工夫も必要?

子供の卒業式と入学式に同じ着物を 着ることができるのか 変とかおかしいと見えないのかなど いろいろ紹介してみました。 たとえば卒業式とコーディネートを ちょっと変えるという工夫なども 必要なのか気にな …

着物の袖 袂クリップの使い方と使い道 和装小物ならではの便利な方法

慶事や弔事などでは、特に和服を着る機会も増えると思います。 そういう場面ではお手伝いなどを頼まれることもありますよね。 そんな時に便利な着物の袖留め袂クリップの使い方や使い道について、いろいろ紹介して …

卒業式や入学式の着物にショールやストールはあり?羽織の方が良い?

卒業式や入学式の着物に ショールやストールはありか 羽織ものとしてなしなのかなど いろいろ紹介してみました。 こういう式典ではマナーもあるので その辺についても説明しましたが 最後までお読みいただけれ …