寒い冬の防寒対策として
着物の下にヒートテックを着るのは
ありかどうかそのメリットや
デメリットなども紹介しました。
この場合の着物を着る場面は
結婚式や成人式、卒業式以外にも
お葬式やお茶会といったものまで
さまざまあると思います。
その寒さ対策のインナーとしては
ユニクロのヒートテックは
文句無しに有効だと思いますが
たくさんある種類のなかで
どんなタイプのヒートテックが
着物に良いのかなども説明しました。
最後までお読みいただければ
インナーによるトラブルの予防と
その選び方や注意なども
いろいろ参考になるかもしれません。
目次
着物の防寒にヒートテックはあり?
寒い冬に着物を着る場合は
やはり防寒対策を考えるのが
けっこう普通かと思います。
ここ数年はユニクロの冬の定番
ヒートテックも人気で
普段着や通勤用などのように
手放せないということもあるでしょう。
そんな場合にはこちらを
着物のインナーにしたいと
考えるというのも自然かもしれませんね。
個人的には防寒にそういう
発熱系のインナーを選ぶのは
けっこう有効にも感じますが
本当に有効かどうかというのは
時と場合にもよります。
というのもヒートテックには
メリットだけではなく
デメリットもあるんですよね。
そのためインナーとしては
良いことばかりではないし
ものによっては使えないものも
多少あったりもします。
その辺を詳しく説明していきますが
まずは使えるヒートテックと
使えないヒートテックなど
どういったものが良いかという
選び方などお話ししていきたいと思います。
着物の着付け時のヒートテックについて
ヒートテックに限らずですが
着物の下に着るインナーは
着てはいけないとまでは
言われていなかったりします。
しかし、これらを着る場合には
その襟ぐりの深いものが良いとか
けっこう言われていますね。
専門家の意見などではないですが
単純に着物からインナーが見えると
格好悪いからという理由だったりします。
たとえば振袖などを着る場合には
衣紋抜きで抜け感のある
首の後ろ側から見えやすいため
ヒートテックも物によっては
丸見えになったりもしますよね。
そのため後ろ前に着るとかすれば
後ろから見えにくくなるなど
対策としては有効に感じますが
あまりその着方はお勧めできません。
基本的にヒートテックと襦袢の
材質の相性が合わないというか
摩擦力がないので
インナーの上に襦袢とか着ると
ツルッと滑るんですよね。
だから着付け時に困るというより
イラっとすることがあります。
そのためこれが成人式当日とかなら
ヒートテックを脱ぐようにと
言われる可能性もあるかもしれません。
ですがヒートテックが全体的に
ダメというわけでもなく
キャミソールやタンクトップなら
襦袢が滑る部分というのは肩なので
その部分の素肌の露出のおかげで
摩擦力については問題も少なくなり
着付けも多少はスムーズになります。
そのためヒートテックに限らず
ツルツル滑るような素材を
インナーにする場合には
できるだけこういった
キャミやタンクを着るというのが
個人的にもお勧めだったりします。
ですが上でも紹介したように
こういうインナーが有効なのは
本当に時と場合によります。
ひどい時には着物を台無しにしたり
ヒートテックを着たばかりに
大損をしちゃうこともあるので
その辺の注意や対策について
もう少し紹介していきますね。
着物のインナーやヒートテックの注意と対策について
着物の防寒というのは主に
寒い冬の屋外には有効ですが
ヒートテックのような作りなら
屋内での着用はあまりお勧めできません。
そのため真冬の結婚式とかも
ヒートテックを着ただけで
後悔する可能性があります。
基本的に寒い冬の屋内というのは
暖房がきついことが多くて
結婚式場に限らずレストランとか
そういうお店的な場所とかでも
室温の調節可能な個室以外は
ヒートテックを着ると
めちゃくちゃ暑かったりもします。
自分で着付けができるならば
途中で脱ぐことも可能ですが
着替える場所がなかったり
着付けができないという場合は
我慢するしかありません。
それに着ているだけで暑いので
汗もかきやすくなりますし
さらにその水分が発熱を促し
余計に暑く感じてしまいやすいので
もしかすると地獄のようにも
感じるかもしれません。
その暑さだけでもしんどいですが
一番困っちゃうのが
汗をかいちゃった時の着物です。
放っておくとその着物は
汗染みなどができちゃいますし
クリーニングやシミ抜きなどで
高額になる可能性も高いですね。
放置時間によりそのシミも
完全に落ちないことがあるので
お金で解決できるかどうかは
けっこう微妙だったりします。
クリーニングと汗抜きなどを
やはり早めにお願いするしか
この場合は対策ができませんし
着物はデリケートなので
どこにお願いするかというのも
着物が台無しになるかどうか
けっこう違ってきたりもします。
どこが良いのかわからない場合は
過去記事で紹介している
クリーニング店の選び方なども
事前に読んで把握しておくと
参考になるかもしれませんね。
しかし着物の下にヒートテックを
インナーとして着る場合は
その服装で行く先の環境などを
色々調べたり把握してから
本当に着るべきか考えてみるのが
一番良い予防法かなと思います。
着物の防寒にヒートテックはあり?着付け時のインナーの注意と対策のまとめ
着物の防寒にヒートテックなど
発熱系の肌着に関しては
あまりおすすめはできません。
冬の寒い日でも体調が悪く
風邪をひいた時などには
良いかもしれませんが
キャミやタンクなどじゃないと
着付けにもけっこう不向きですし
着物から見えると見栄えが悪かったりします。
防寒といってもヒートテックは
主に屋外に有効ですが
屋内では暑すぎるだけでなく
汗をかいた場合には
着物に影響を及ぼすので
着物を着て行く先の環境なども
事前に把握してから
本当に着るかどうかなどを
慎重に考えたほうが良いかもしれませんね。