結婚式や会食などで着物でお食事などをして、お腹が苦しいとかそんな理由から満足に楽しめないことって普通にあります。
中には、一口も喉を通らなかったなんて経験をした方も少なくないと思います。
着物の着付け=苦しいものという、そんなイメージも強いでしょう。
そんな場合は、着物は辛くて当たり前と思いがちになりやすいでしょうね。
ですが、やはり体が楽に感じる着付けで快適に過ごしたいとか思うのは、自然なことではないかと思います。
今回は、そんな着物の苦しさから解放されて、着心地も良く余裕やゆとりを感じるテクニックやいろいろな方法を紹介してみました。
初心者さんから、ベテランさんまで便利で手放せないという着付けの楽々簡単便利グッズなども、その裏技的な意味合いで使えますし、それぞれの特徴だけでなく個人的にこれはどうかなあ?といった正直な感想とかも参考になるかもしれません。
単純に、苦しい時の対処法としてもお役立ていただければと思います。
目次
着物で食事する時の苦しい原因とは
着物を着る時の着付けは、だいたい苦しいものと割り切る方も多いですね。
その状態で苦しいなら、当然その着物で食事すればそれ以上に苦しくなるのは誰にでも想像つくと思います。
まあ、着物は寸胴のようなドラム缶体型が美しいとか言われていますし、それは間違いではありません。
だからといって、ぎゅーぎゅーにきつく締め上げるというのは、このように苦しさを感じる場合のほとんどの原因かと思います。
着付けができる人=上手い人という印象もあるんですけどね。
自分で着付けできない段階では普通にそう思っちゃうこともあるでしょう。
でも本当に上手い着付け師さんなら、苦しくないのに着崩れしない補正もいらないという、魔法みたいな快適さを体験できたりもします。
美容師さんとかに頼む場合は、自分が着物を着る立場じゃないので、着崩れしないようにきつく着付けをされることも多くあるかもしれません。
このような着付けを経験する方が成人式などでは多いので、着物は苦しいのが当たり前とか刷り込まれているのかもしれませんね。
そんな印象が強ければ、自分で着付けする時にも必要以上にきつく締めることに対し、それを常識と思ってやっちゃう可能性も高くなると思います。
次は、着付けで楽に感じるコツやちょっとしたテクニックなども紹介していきたいと思います。
着物が楽になる着付け方法について
今お話しした通りですが、着物で食事をして苦しいとかいうのは胃下垂だからとか、そういう体質以前の問題です。
ほとんどの場合は、着付けが原因というのもご理解いただけたかと思います。
ですが、全てゆるゆるというのもだらしなく見えてしまうので、ある程度の加減は必要ですね。
その力を入れるポイントとしては、着丈を決める腰紐以外の他の伊達締めなどを、きつく締めないというのもコツかもしれません。
着付けの上手い方の表現方法で、クッと一締めという説明がされることもありますね。
腰紐以外の紐などを、ぎゅーぎゅー締めることの注意や対義的な意味合いで使われたりもしますね。
それから、紐を締める位置をみぞおちにしちゃうと苦しいですね。
そういう場合は、位置を下にずらすとか結び目の位置を変えるとか、それだけでも変わってきます。
他には、帯は下側だけきっちり締める・上側に手が入るくらいの余裕を持たせるという方法もけっこう有効かもしれません。
たとえば、そのスペースにハンカチなどを入れるとかすれば、しっかり隙間は埋まりますし苦しければそれらを取るだけで、その分余裕も生まれますよね。
それでも、着付けの力加減は感覚的なので分かりにくさもあると思います。
少しでも苦しくなく着崩れも防ぎたいという場合は、次の方法が最も楽で手っ取り早いかと思います。
着付けの便利グッズでできる裏技的な楽々対処法
ぎゅーっときつく紐を結ぶとか、なんでそうするのかと原因などを考えると、やはり着崩れの心配からそのような苦しい着付けになりがちになると思います。
こればっかりは、わかっていてもやっぱり意識しただけだと、気持ち程度しか変わらないこともけっこうあるんですよね。
そんなときは、思い切って便利グッズに頼るのもありです。
着付け自体がガラッと違うので、着心地や苦しさの感覚もかなり変わりやすいかと思います。
初心者に限らず、こういう小物は仕事で着物を着る方もけっこう使っているものです。
それだけ簡単に着付けができて、かなり便利と言えるんですよね。
まあ、代表的なもので言えばウェストベルトやコーリンベルトなどですね。
腰紐の代わりにという場合、ウェストベルトはゴムなのでかなりの余裕を感じても固定はしっかりとできます。
そのため、しっかりと着崩れを防げますし、結び目もないので当たって痛いとかそんな心配もないんですよね。
また、伸び縮みするおかげで苦しさなどもかなり軽減されて便利だったりします。
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コーリンベルトもゴム製ですが、こちらはゴム紐の両端にクリップが付いています。
襟や胸元の崩れを防いでしっかり固定できるので、腰紐の代わりに使います。
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どちらも役割的には似ていますが、コーリンベルトはたまに何度やってもなかなか着付けが決まらないこともあります。
しっくりくる位置みたいなものがわかるまで時間かかっちゃったりとか、個人的にそういうことも感じますね。
そのため、私はウェストベルトの方がけっこう使いやすかったりしますね。
帯に関しては、帯止め金具を使うと帯も傷めないし緩みにくいので、そこまできつく締めなくても安心でしょう。
初心者でもけっこう簡単に綺麗なお太鼓とか作れるので、こちらも使いやすいと思います。
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必要ないと思ってた人でも、使ってからはまるというのはけっこうあります。
こういうものを邪道と嫌っても、結局最後は便利だからと利用する方も珍しくありません。
それでも必要かどうかはご自分の判断が一番なので、あまり強くはお勧めできませんが、たとえ全部揃えてもTシャツ1枚より安いですし、使わなかったとしてもコーリンベルトを袂クリップの代用にしたりというように、こちらに関してはけっこう有効に使えるのでリスクもかなり小さいと思います。
もし興味があれば過去記事の袂クリップのすごく便利な使い方も参考になるかもしれません。
着物で食事 苦しいのが楽になる着付け方法や便利グッズの裏技対処法のまとめ
着物で食事するときに苦しいと感じるのは、必要以上にきつい着付けが多くの原因だったりします。
上手な着付けは、一朝一夕で簡単に身につけるのはなかなか難しいとは思いますが、腰紐以外はきつく締めないとか紐の位置に注意するなど、それだけでも少しは楽になると思います。
根本的な原因としては、着崩れが心配なあまりにきつい着付けにしてしまいがちです。
その対処や加減的な意味でゴムベルトなどを使うのは、一番手っ取り早い方法とも言えるでしょう。
準備するのもしないのもご自分次第ですが、どれを使おうがとにかく安いので、使わないデメリットに比べればリスクはかなり小さいかもしれませんね。